【黒についての全て】リッチブラックとは

デザインしたデータをネット印刷印刷所に入稿する時には、
カラーモードをCMYKカラーに設定したものを入稿します。

デザインに不備がないかなーと各印刷所の注意事項のところを確認していると、
リッチブラック
についての説明が書いてあり、各印刷会社の指定するリッチブラックの数値が違っていたりします。

今回はリッチブラックをはじめとした【】についてのこと、
また各印刷会社の指定するリッチブラックの数値比較を行いたいと思います。

この記事を読めばなんとなくでやっていたリッチブラックや黒についての知識がしっかりとしたものになりますよー!

てちこ

それでは、見ていきましょー!!

目次

CMYKカラーとは

色にはWEBのデザインに主に使われるRGBカラーと印刷物に主に使われるCMYKカラーがあります。

RGBカラーはテレビやモニターなどの発光体で表現されます。
R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)を混ぜると明るくなっていくという性質のものです。

R・G・Bすべてを100%の強さで混ぜると白になります。(加法混色)

CMYKカラーは主に印刷に使用されます。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を混ぜると暗くなっていく性質があります。

C・M・Yすべてを100%の強さで混ぜると黒になります。(厳密に言えば濃いグレー)(減法混色)

よりきれいな黒を表現するためにK(Key plate)を足しCMYKカラーとなります。

てちこ

Kは「くろ」の頭文字のKかと思っていました!
我ながらあほすぎます!笑

色々な黒

黒と一言にいっても、設定によって様々な黒があります。
ひとつずつ見ていきましょう。

スミベタ(K100%)

C  0%
M  0%
Y  0%
K  100%

Kのインキのみで黒を表現したものです。

版ズレ(CMYKのうちCだけ微妙にズレてしまったりすること)を起こさないので、
細い線細かい文字を印刷する時に使用することに適しています。

また広範囲にスミベタを使用するとピンホール(白く小さい点のように印刷できていない部分)が出来てしまうことがあります。

4色ベタ(CMYK全部100%)

大量のインクが使われるため、トラブルが起きやすくなります。

  • 裏移り(乾いてないインキのせいで、紙が重なった時にインクが裏に移ってしまう)
  • ブロッキング(乾いてないインキのせいで、紙がくっついてはがす時に印刷面が傷ついてしまう)

などです。トラブル回避のために使用しないようにしましょう。

レジストレーションカラーといって、トンボ(トリムマーク)専用で
CMYK全部100%の色の設定がスウォッチに登録されています。
トンボ(トリムマーク)以外では使わないようにしましょう。

illustratorのみ。Photoshopにはレジストレーションカラーはない。

リッチブラック

さあやってきました。
本題のリッチブラック。

K100%+CMYKいずれかが1%以上混ざっているもののことを言います。

スミベタより深みのある黒を表現することができます。

インクを4度塗り重ねるためピンホールはできにくいですが、
4色のインクが微妙にズレる版ズレは起きやすくなります。
細い線や細かい文字には不向きです。

リッチブラックを設定したら、スウォッチに登録しておけば、すぐ使えるので便利です。

各印刷会社推奨のリッチブラックの数値比較

プリントパック C:50% M:40% Y:30% K:100%
ラクスル C:50% M:40% Y:40% K:100%
吉田印刷所 C:50% M:40% Y:40% K:100%
グラフィック C:60% M:40% Y:40% K:100%
KINGPrinters C:40% M:40% Y:40% K:100%
印刷通販JBF C:40% M:40% Y:40% K:100%
Pit-in C:30% M:30% Y:30% K:100%
レレカ C:40% M:40% Y:40% K:100%

各印刷会社によって推奨するリッチブラックのCMYKの数値が違いますね。
使っている機械や環境が違うからでしょうか。
使う印刷会社のいう通りにリッチブラックの設定をした方が間違いないと思います。

CMYK全て合計した数値が大きくなると、4色ベタの時と同じようなトラブルが起きやすくなります。

用紙、インキ、機械によって使っていい総インク量(CMYK全部足した数値)は違ってくるようですが、一般的に

  • 新聞:250%
  • 雑誌広告:320%
  • 一般商業印刷:300~360%

と言われています。

また、コート紙ならば350%以下、
マットコート紙ならば300%以下とも聞きます。

総インク量も各印刷会社によって〇〇%以下に抑えてください!と決まっているので確認するようにしましょう。
〇〇%を超えると勝手に調整します!というところも多いです。
意図しない仕上がりにならないよう、気を付けましょう。

オーバープリントとは

スミベタ(K100%)の設定にした場合オーバープリント設定が適用されることが多いです。

オーバープリントとは、スミベタをのせるときに、
隣の色と隙間ができて紙の白が見えてしまうことがないように
色の上にスミベタを重ねることをいいます。

紙の伸び縮みなどのトラブルの際に、
紙の白が少し見えちゃった!
ということはなくなりますが、
黒の下の色が透けてみえちゃう!という別のトラブルの可能性が出てきます。

黒の下が単色なら、あまり気になりませんが
単色でなく模様だったりする場合、透けてるのが気になります。

透けるのを防ぐためには、スミベタにCMYのどれかを1%足しましょう。

オーバープリントが適用されなくなり、黒の下の色がうっすら透けることもなくなります。(ヌキ合わせ)

デザインに応じて、オーバープリントを適用させるか考えましょう。

てちこ

黒のところに色が透けてもいい、単色で模様がない時なんかは、
オーバープリントの設定でいいね!

まとめ

印刷用のデザインを入稿する時に黒について調べたときは、
黒1色のことなのに、こんなに色々種類や気にすることがあるんかい!!

と驚きました。

それぞれの特性をしっかり理解して、デザインや印刷を思った通りのものにできるようにしましょう。

私も続けて勉強します。一緒に頑張りましょー!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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