デザイナーとして働いている人とお話させていただく機会があり、ためになる話をたくさん聞けました。
その中で

新人にはこの本読みなーって勧めてるよ!!
と【けっきょく、よはく】の名前が挙がりました。
はい。私も新人です。ということですぐに読みました。感想を一言で表すと



めちゃくちゃ実用的!!現場の人がオススメするのも納得!!
です。確実に読んだ方が良い1冊でした!
オススメしてくださってありがとうございます。
それでは【けっきょく、よはく】がどんな本か、解説していきます。
脱初心者をしたい人の気持ちにドストライク
【けっきょく、よはく】は基本的に、
- 新人デザイナーがチラシや名刺のデザインをする
- 先輩デザインナーがアドバイスしながら、より素敵なデザインを提示する
- 他にも良いデザインの例を数パターン見せてくれる
という構成を繰り返しながら、進んでいきます。
この本を読んでまず思ったことが、



新人デザイナーがつくるダメな例のデザイン、自分もやりそうな感じだなー!!
です。
悪いデザインを指摘していく構成のデザインの本は、悪いデザインは明らかにめちゃくちゃだったりするんです。
ですが、「けっきょく、よはく」の新人デザイナーが出すNGデザインのレベルは絶妙!笑
クラウドソーシングで格安で受注したチラシのデザインだとしたら、
満足していただけるくらいのクオリティなんです。
だけど、わたしを含めデザイン勉強したての人はみんな思っています。



いまいちプロっぽさというか、あか抜けた感じがでない!脱初心者したい!!
この思いに応えるように、的確に指摘してくれます。
今、一番読みたい本でした。出会いに感謝。
実用的なフォントや配色を具体的に教えてくれる
上記の三部構成のほかに、コラムのような形で
- レストランに合わせた実用的なフォント3種類
- お花屋さんに合わせた実用的な配色3種類
- 商品内容に合わせたフォント3種類
といった形で、具体的なフォントや配色を見せてくれます。
しかもフォントは全てアドビフォントに入っているものという神配慮。
有料フォントだったので使えなかった。ということはありません。
配色は、カラーコードなどの情報までは載せてくれていないので、自分の目で寄せていくしかないですね。
ただ、こちらは勉強している身。そこまで甘えようとは思っていませんよ!十分です!!
理論や方法を具体的に教えてくれる本ではない
先輩デザイナーの説明は明快で分かりやく、実際のデザインを見ながらなので説得力もありますが、
ほかのデザイン入門の本のように、理屈を言葉で説明してくれるような本ではありません。
また、ソフトの使い方を教えてくれる本でもありません。
理論やより具体的な操作については、「伝わるデザインの基本」をオススメしています。


まとめ
理論も他のデザインの本で学び、
ソフトの使い方も一通り覚え、
デザインの実践の舞台に立ってみたもののプロっぽさが出ない!!!!
という人向きの本です。
先輩デザイナーの見せてくれる添削後のデザインは



そうそう!こういう風にしたかったんだよ!
に溢れています笑
- チラシ
- 名刺
- パッケージデザイン
- パンフレット
- DM
- POP
などなど大量のデザインを見せてくれるため、これからも参考になってくれそうです。
読んだあと売ってしまったデザインの本は多いですが、これは売りません!笑
文字少なめで読んでいて楽しいので、本当にオススメの一冊です。皆さんも是非読んでみて下さい!